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ワクワク体験してますか?

こんにちは。SSTで人事を担当している塙(ハナワ)です。

お盆が過ぎ、8月も終盤に差し掛かりましたが暑い日が続いていますね。
そろそろ夏の疲れが溜まってきていませんか?

疲れを取るには休息が必要!ということで、
私は子どもを連れて一週間帰省し、リフレッシュしてきました。

わが子から教えられる!?

帰省の最終日の出来事、
食卓にミニトマトが並んでいました。
いつもはわが子は一切手をつけない大の苦手なトマト。
でも、目の前のミニトマトを一つすっと掴み取ると、
嬉しそうな表情で「あーん」と口に運んだのです!!
いつもは身をよじって避けていたのにと驚き、
「おぉ~!」
と、私は思わず歓声をあげました。

実は、突然食べたくなったのではなく、
この直前に、わが子自らの手でミニトマトを採るという
初めての体験をしていました。

赤く熟れて子どもの力でもポロっと茎から外れるのが楽しいのか、
ずっと集中して30個くらいとったのではないでしょうか。

自分の手でミニトマトを採るというワクワクする体験をしたことで、
これはおいしいのかな?食べてみようかな?
と探求心が芽生えたのですね。

そういえば、ちょうど最近読んだ本にも、この時の出来事とすごく繋がるな~、
と思った内容があったので今回の気づきも含めて、後半でご紹介したいと思います。
ご興味のある方は後半もお読みください。

それではまた次回お会いしましょう。

教えない!?ことが真の教育

私が最近たまたま読んだ本は、
『オランダ流コーチングがブレない「自分軸」を作る』
という本。

前述のミニトマトの一件と繋がるなと感じたのは、
「教えないことが大切」
というところです。

私の印象に残った内容を少し記載すると、

  • 教えられることに慣れてしまうと、答えばかり求めるようになってしまう。
  • 自分自身で体験し探求することができないと、何か困ったことやうまくいかないことがあった時に、自分の外側に答えを求めるようになってしまう。
  • それではいつまでも自分自身が他人の評価に左右されてしまい、「自分軸」がない状態になってしまう。

などの内容

私はこれまで、自分がミニトマトを食べて見せることで、
わが子に対して、これは美味しいよ
とある意味教えようとしていたのかもしれません。(しかも何度も(笑))

ただ今回のわが子のミニトマトに関しては、
たった一回の収穫するという体験を通じて、
どんな味だろうと探求したくなったんだろうなぁ、と思うと、

誰かから何かを教わるより、
自ら望んで取り組んだ体験から探求心が芽生え、
本当の興味が湧いてきたんだ!
とハッとさせられました。

わが子の体験を見て、
そのわが子から、親の私が大切なことを教えられた、
なんか不思議な感覚ですね。

大人だってワクワクしたい

実は、これは何も子どもや教育だけの話ではなく、
仕事でも同じかもしれないと思いました。

最近、会社の若手のメンバーとの会話で、
「最近仕事が楽しくて、会社に来るのも楽しいんです。
これからチームのメンバーが増える予定があり、
少しは不安はあります。でもやっぱり楽しみだと思えるので、
きっと良い方法を見つけて行けそうです!」
とニコニコしながら話してくれました。
これってまさに、誰かに答えを求めるのではなく、
自分で解決していけそうだと自信がある状態なんだと思います。

きっと、これまで自らどうやったらよくなるかを探求や体験を繰り返し、
自信をつけたんですね。

会社内がこういうメンバーだらけである、
そういう状態であるために、私も人事初心者だから・・・などと言い訳をせず、
どうしたらできるかを常に自分に問いかけながらやっていきたいな、
と思いました。

小さな子どもに限らず、
大人だって、ワクワクする体験って大切。

人事担当になって最初に
「社員も自分も、いまよりもっとワクワク楽しく働く会社にしたい!」
というテーマを掲げていたので、
社員の仕事の中で、
ワクワク楽しい瞬間や体験をしてもらうことの大切さ、
改めて気づく機会になりました。

参考:本の紹介 オランダ流コーチングとは

『オランダ流コーチングがブレない「自分軸」を作る』石川尚子著
この本は、パーソナル・コーチングやコーチング研修の講師として活躍されている石川さんが、
実は子どものころから人からの評価が気になって自分自身に自信を持てなかった
という話から始まっています。

前半では、コーチングとの出会いを通じて自分が変わり、
夢をかなえ、人を信じコーチとして支え、
さらには研修講師として人に伝える仕事をするようになっていく過程が描かれています。

後半では、オランダの教育現場や教員養成の現場との出会いを通じて
さらに、他人からの評価でない自分自身がこうありたいという「自分軸」が
強化されていった様が描かれます。

オランダの教育現場では、教師がコーチングを実践し、日々生徒と向き合っているそうです。
(例えば、九九を暗記させるのは「ティーチング」、
九九や計算方法を子どもが発見できるようにすることを重視するのが「コーチング」。
九九は暗記するものだった私にとっては驚きでしかないです。)
さらに、教員養成の現場でも、コーチングを受ける&実践することが
授業の一環になっており、
コーチングスキルが不完全でも実際に小中学生にコーチングするプロジェクトもあり、
そこでは体験~振り返りを反復し、徹底して実践力を養うのだそうです。
他にもいろいろと興味深い事例が書かれていましたので、
ご興味のある方はぜひ読んでみてください。

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この記事の筆者

筆者

sst-hanawa

2008年にSSTにジョイン。診断サービスの一人目プリセールスとしてスタートし、産休・育児休業を経て、人事経験ゼロから人事チームを立ち上げました。試行錯誤を楽しんでいきたいです。