こんにちは。技術開発部のかをるです。
6月19日と20日に、私の母校である北九州工業高等専門学校に、CTOの長谷川と私とで講義を実施しましたので、レポートとしてブログを書いています。(※レポートは高専生にとって懐かしくて特別な響きです。在学時には週に2~3本実験レポートを書いていたのを思い出します。) ちなみに、私は今回講義を実施した知能ロボットシステムコースの前身にあたる「制御情報工学科」の出身です。
「高専」について
「高専」こと高等専門学校は、工学・技術などの専門教育を、中学卒業後の早期から受けることができる5年制の学校です。
過去のSSTバックヤードの記事にも高専について記載がありますので、よければご覧ください。「はせがわようすけ講演@神戸高専」レポート - SSTバックヤード
講義のきっかけ
先生方に私事でお会いした際に「面白そうな会社、仕事だね」と声をかけていただいたのがきっかけです。
一年前、NPO法人のJNSAの会報誌JNSA pressにて「脆弱性診断、ここに導かれて」というタイトルでエッセイを寄稿させていただいておりました(NPO日本ネットワークセキュリティ協会 会報誌−JNSAPress)。こちらを先生方に「最近こういうお仕事をしています」と報告しており、後日先生方にお会いする機会があった際に、上述のように声をかけていたいただきました。
講義について
生産デザイン工学科 知能ロボットシステムコースの3年生、4年生、5年生それぞれに講義を実施しました。
はじめに、セキュリティ一般的な話と、中でもSSTの専門としている領域であるWebセキュリティについてお話しました。 それから、実際の診断で利用しているツールの1つを利用してみたり、脆弱性を直感的に感じてもらえるようなデモンストレーションを行いました。そして、情報セキュリティに関連する法律についていくつかお話させていただきました。
講義のおわりに、質疑応答を行いました。学生さんからは技術的な内容だけでなく、セキュリティ業界へ就職した時の働き方に関することなど、熱心に質問が出ていました。
実施してみて
学生さんへの講義ではありましたが、この講義の準備を通してだったり、教壇に立たせていただくという経験は、私自身もたくさんの学びや発見がありました。
ちなみに、脆弱性を直感的に感じてもらえるようなデモンストレーションで利用したのは、講義の直前に参加していた開発合宿の成果物です(ひとりだけ○○で開発合宿に参加しました - SSTエンジニアブログ)。 いろいろな出来事がつながっての講義実施になりました。この講義も、またなにかにつながるといいな…とおもいます。
これからも「面白そうな会社、仕事だね」と言ってもらえるよう頑張ろうと思います。