SSTバックヤード

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子どもたちとの在宅勤務術【くろき編】~前編~

こんにちは。新型コロナウイルス感染症の影響で3月から長女(10歳)の学校が休校になり、4月から次女(2歳)が登園自粛で自宅保育となっている、絶賛在宅勤務中のくろきです。

はじめに

この記事は、在宅勤務中の方向けに、子どもがいる状況でいかに仕事を効率的に進めるかについて、ちょっとだけ知ってもらう機会として前後編でお送りします。前編では、くろきの個人的な状況を踏まえ、我が家で起こっている問題や工夫などをお伝えできればと思います。

子育てに正解がないように、子どもがいながら家で仕事をする際の最適解もひとつではありません。 この記事では、我が家で発生した問題や工夫、失敗談などをお伝えすることで、「うちだけじゃないのね」と思っていただいたり、「これは使えるかも?」というヒントを持ち帰っていただいたりすることを目的とします。

また、子どものいない方々には「子どもがいるとそういうこともあるのか」と、子どもがいながらの在宅勤務の現状を少しでも多くの方に知ってもらい、ご自分の同僚やお客様の家庭の状況を想像していただけると嬉しいです。

在宅勤務with子どもたち

実は、くろきはSSTにジョインする前は、4年ほど在宅勤務をしていました。SSTに入ってからも、子どもの体調不良の場合などは在宅勤務をしていたので、在宅勤務に移行するハードルはそんなに大きなものではなかったです。自分の部屋に仕事専用のデスクもありますし、専用チェアもあります。

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※写真はイメージです。うちはこんなにおしゃれではありませんw

子どもがいる状況での在宅勤務

ただ、常時子どもがいる状態での在宅勤務については、あまり経験がありません。4年間の在宅勤務の際には、長女は保育園や小学校&学童保育に通っていましたし、時短勤務だったので長女が帰宅するころには業務が終了しているという状況だったのです。子どもの体調不良の看病のための在宅勤務の際は、子どもの体調に合わせて半休などをもらっていたため、子どもがいる状況での長時間勤務は初めての経験といっても過言ではありません。そのため、今回の休校措置&登園自粛により、いくつかの問題が発生しました。

子どもたちの現状

分かりやすいように、まずは子どもたちの現状を整理してみました。

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子どもたちの現状

子どもがいる状態での在宅勤務の問題と工夫

それぞれ、子どもたちの年齢と性格で問題も変わってきます。今回は一例として我が家の問題といくつかの工夫をご紹介します。

10歳長女の問題

一番心配なのは、なかなか勉強に着手できないことです。長い長ーい夏休みのようで、宿題も最近やっと届いた状況なので、個人的に自由な時間が多すぎる気がしています。また、外出できないのでストレスがたまりがちです(生活必需品の買い物は家族みんな一緒に車で行きますが、子どもたちはお店の中に入らないようにしています)。友達と会えないため、誰かと話すことにも若干飢えているように見えます。

長女に対しての工夫
◆1日5時間制にして勉強などに取り組む

部屋の掃除や料理もOKとし、内容は自分で決めました。が、そのうち図工や体育、家庭科(料理)、音楽ばかりになってきたので、事前に1週間の内容を一緒にバランスよく考えて決めればよかったと後悔しました…。現在は次女の登園自粛に伴うお世話のため、3時間制になってます。

◆リビングのテーブルで一緒に勉強&仕事をする

向かい合った状態でわたしは仕事を、長女は宿題などの勉強をしていました。が、長女が一問ごとに質問を繰り出すし、わたしがまったく仕事にならない状態に。また、長女が遊んでいる状況に気づくと、つい注意してしまう母に嫌気がさして、結局別々の場所で作業することになりました。お互いがいるからこそ集中できないという場合もあるのかもしれません。

◆空いている時間は、長女のやってほしいことを一緒にやる

今は一緒にテレビゲーム(桃鉄)やトランプ(スピード)、ハンドクラップダンス(30分間踊り続ける)をやっています。次女が一緒にすることが難しい内容はタイミングを考える必要があります。ダンスは次女も一緒にできるので、結構いい感じです。

◆次女の世話については対価を払う

登園自粛が始まってから、うちでは長女に次女の基本的なお世話をお願いしていて、その対価としてお金を払うことにしました。十分に達成できなかったと判断した場合は、遠慮なく減額します。が、頑張れば普段のおこづかいよりは十分稼げると判断できるくらいの金額設定にしました。ちょっとしたアルバイト感覚なので、責任感は出てきているようです。

◆話を聞く

外出できず友達との接触もほぼないため、だれかに話を聞いてほしいという欲求は大きいように感じます。次女がいるのでゆっくり話を聞くことができないということも多いので、我が家では状況的に可能であれば極力長女と二人でお風呂に入ります。断られることも少なくないですがw。また、次女の寝かしつけが終わった後に、長女のベッドで一緒に話をしながら寝る、ということもたまにあります。

2歳次女の問題

次女は、家にママがいるのに遊べないことがストレスになっています。家にいなければあきらめることができても「おうちにいるのにどうして遊んでくれないの?」となっているようです。この辺の理解が小さい子には難しいと感じています。 1日に何十回も「終わったー?」と聞かれ「まだだよ~」と答えますが、これはわたしにとってちょっとした罪悪感&ストレスですw

次女に対しての工夫
◆好きなDVDを見せる

映像のコンテンツは、オンラインMTGなどの場合、超有効です。でも、ついつい頼ってしまって見せすぎてしまうことも。そこは注意が必要です!

◆絵本は短縮版で読む

仕事中、絵本を持ってきて「読んで~」となります。短い絵本はあきらめて読むことにしています。長い絵本はページをめくって好きな部分だけ読む、もしくは絵をパラパラ見るだけで満足してくれることもあります(実際、次女の場合、ママとの時間を確保したいだけなので、内容うんぬんは二の次のことが多いです)

◆膝の上で抱っこしながら仕事をする

ママが家にいるので、ママに遊んでほしいというのはしょうがないこと!と受け止め、膝の上で抱っこで仕事をすることも少なくありません。その間、次女にはお絵かきしてもらっています。次女専用のつながっていないマウスを用意していますが、小さいキーボードも用意すべきか悩み中です。

◆どうしてもというときは、仕事を中断する

どうしてもママでないと!という場合は、絶対にあります。「おちごと(お仕事)しないでー!」と言われることも…。そんなときは短時間でもその欲求に付き合うことにしています。そこに至るまでには、たくさん頑張った後なので、今度はわたしが頑張る番と切り替えて(どんなに仕事のキリが悪くともw)「離席しますー」と他のメンバーに伝えています。

その他の工夫

◆こどもの活動時間と業務時間をずらす

わたしはいま、7時から14時で業務をしています(これは、SSTがフレックスを採用している、かつ、わたしの勤務体系(時短勤務)&業務内容(診断業務など)だからできることではありますが…)。我が家の子どもたちは夜型(こどもたちが目覚めて本稼働する前の時間帯が午前中)なので、その時間に進められる業務は一気に進めるようにしています。

◆次女の欲求について、長女ができることはお願いする

ちょっとした着替えだったり、おやつの時間だったり、絵本を読んだりなど、どうしてもママでなければダメ!という場合以外は、「ねえねにお願いしてみて」と促します。長女もそれを受け入れてくれることが結構多いので大助かりです。

◆お昼休憩は早めにとる

会社で勤務している場合は、だいたい13時から14時くらい(もしくはそれより遅い時間)で昼食をとっていましたが、現在は12時からお昼の休憩に入るようにしています。これは、子どもたちのご飯の時間というのもありますが、次女の我慢の限界が来るタイミングでもあるためです。お昼ご飯を一緒に食べて一旦気分をリセットして「あとちょっとでお仕事終わるからね」と伝えた上で仕事に戻ると、次女はスムーズにひとり遊びに入ったりします。ただし、これも毎日うまくいくわけではありません。お昼前に次女の我慢の限界が来たり、長女の気分によっては仕事ができなくなることもたまにあります。

◆外に出る時間をつくる

外出自粛となり3密の場所へは出かけられませんが、うちではできる限り子どもたちを連れて散歩に行くようにしています。ただただ歩くだけですが、おひさまの光にあたり、少しでも運動することで体調が良いような気がしています。公園などに行くこともリスクがあるため本当に歩くだけの1時間半ですが、気分は全然違うのです。次女はお散歩中に寝てしまうこともしばしばですが、この散歩は通勤がなくなったわたしにとってもよい運動の機会となっています。ちなみにコースは毎日変えていて、(公園で遊びたくなるのを防ぐため)極力公園の前を通らないコースにしています。

◆仕事中かどうかをはっきり伝える

わたしは、仕事の時間以外では仕事用のデスクを利用しないようにして、パソコンは業務時間外では基本開きません。子どもたちから見て、仕事をしているときのママと仕事をしていないときのママがはっきり分かるようにしているつもりです。最近では、次女が仕事用のデスクで「いま、おちごとしてるから」「もうちょっと…」「まだ(おわらない)よ~」とわたしのマネをするくらいです。子どもたちにとって遊べる時間と遊べない時間が認識できることは案外大切なことかもしれません。

それぞれの家庭で違うことを前提に

上記は我が家での一例なので、すべての子どもでうまくいくとは限りません。すべてのお世話が必要な乳児や、まだ言葉が十分に理解できない子などは、手のかかる度合いも全く違うでしょう。朝型の子やひとり遊びが苦手な子もいるでしょうし、兄弟がいない場合もあれば、兄弟がいてもそれぞれの性格が全く合わずに一緒に遊ぶことが難しい場合もあります。また、長女とは逆に勉強が好きで全く手がかからず、それが逆に心配になる場合もあるかもしれません。

ひとりひとりに合った工夫を

ひとはそれぞれに個性があるので、子どもがいながらの在宅勤務時の問題やストレスのたまる原因は違います。それと同じように工夫の仕方もそれぞれの子どもに合わせる必要があるでしょう。各ご家庭でいろいろと異なる部分がでてくるだろうということは覚えておきたいところです。

おまけ:子どもがいる状態での在宅勤務の悩みどころ

子どもたちが家にいることで、一番悩んでいるのは実は食事のことだったりします。小学校も保育園も基本は給食で、栄養士さんのバランスの良い食事が食べられなくなってしまった子どもたちに、いかに野菜を取らせるかが日々の悩みです。基本的に料理が苦手なわたしにとって、毎日の難題です。これまで学校や保育園にお任せしていた、子どもたちの体の問題に今さらながら直面しています。改めて給食という素晴らしい食事に感謝と敬意の日々でもあります。

「みなさんの今日の献立、何ですか?」っていうSlackチャンネルでも作ろうかな…。 (SSTではめっちゃ気軽にSlackチャンネルが作成できます。業務外の雑談のチャンネルも活発です。)

後編につづく…