こんにちは。福岡ラボのくろきです。在宅勤務with子どもたちの後編です。
はじめに
この記事は、在宅勤務中の方向けに子どもがいる状況でいかに仕事を効率的に進めるかについて、ちょっとだけ知ってもらう機会として前後編でお送りしています。前編では、くろきの個人的な状況を踏まえ、工夫している点などをお伝えしました。後編では、これからやってみたいこと、また、在宅勤務のメリットや認識しておきたい自分のストレスについて書いてみます。
やってみたい!他のおうちの工夫
同僚や友人がやっていたり、テレビやネットで紹介されていたものの中から、くろきが「やってみたい!」と思った内容(一部着手中)をご紹介します。
◆オンラインでの習い事や遊び
外出自粛で長女は習い事をお休み中ではありますが、世の中ではオンラインで習い事をしていたり、部活のトレーニングを一緒にしていたりするようです。すでに大人はオンラインのお茶会や飲み会を楽しめるようですし。もちろん、ネット環境は必要になりますが、子どもたちもだれかとつながって話ができたり、一緒に頑張れたりすることは、リフレッシュするいい機会になりそうです。
◆家の中に子どもたちの活動領域を増やす
これは現在進行中なのですが、動き回る次女がさらに自由に動けるように、絶賛部屋を片付け中です。レイアウトを変更したり、断捨離したりして、リビングにちょっとだけ活動領域を増やしています。この断捨離やレイアウト変更は気分も変わって、予想以上にリフレッシュできました。まだまだ改善の余地ありなので、引き続き検討したいと思っています。
◆おうちトランポリン
買っちゃっいました、ハイ…。まだ届いていないので、何とも言えないのですが、マットレスの上で毎日飛び跳ねる子どもたちが楽しそうなのと、マットレスの寿命が縮まりそうだなと思い、思い切って購入してみました。運動不足解消に一役買ってくれることを祈っています。
◆子どもの秘密基地をつくる
家の中に小さなテントを張ってみたり、押し入れの中を好きに使ってOKとしたりして、怒られたときや兄弟げんかをした際の逃げ場所をつくるというもの。もちろん、トラブルがなくても、ひとりの時間が欲しいという場合も利用します。好きなものを置いたりして自分空間を作るというのは、わたし自身もやってみたいです。
◆仕事がなかなか進まないことを前提に考える
登園自粛が始まってから、社内のSlackチャンネルで「頑張っても3.5時間しか作業時間が取れない」「〇曜日は半休いただきたい」というメッセージを見て、わたしはなんだかホッとしました。「子どもがいても絶対に仕事を進めなければならない」という責任感のような、プレッシャーのようなものを勝手に背負っていた気がします。もちろん仕事ができるに越したことはないですが、できないかもしれないと認識しておくだけでも心は軽くなります。また、万が一の計画を立てたり、事前に上司へ相談をしたりすることで、更に効率を上げるためにできることを考え続けるということが大事なのかもしれません。
子どもがいる状態での在宅勤務のメリット
これまで、在宅勤務の不効率な状況を何とかしたいと、いろいろな工夫をお伝えしてきましたが、そんな在宅勤務でも、メリットはあります。
10歳長女:普段できないことをする、話す
こんな状況なので、子どもとの時間がとっても多いです。こんな状況だからこそ、長女とは普段話さないような話をします。 勉強は何のためにやるのか、勉強がなくても学校に行きたいか、勉強は家ではできないのか(これを書いていて、わたしが長女にすごく勉強してほしいんだな、ということに気づきましたw)。 また、家庭科に見立てた料理の時間では、一緒に料理をして野菜のきり方をたくさん覚えたり、一人でホットケーキがうまく作れるようになったりしています。
2歳次女:成長を見られる
次女は先述したとおり絶賛トイレトレーニング中なので、トイレのタイミングを上手に伝えられたり、うまくトイレに行けたりしたときには、家族全員で大喜び!そして、みんなで褒めます。日々のちょっとした成長を感じられるのも、自宅保育の利点なのかもしれません(長女は8か月から保育園に入れていたので、気づいたら、「おむつとれたね」って感じだった記憶が…もうだいぶ前w)。
子育てしながらの在宅勤務の中で、今までより子どもとの絆は深まっている気がしています。
わたしのストレス
最近、はっと気づいたことがあります。それは、わたしも結構ストレスがたまっているということです。
自分の時間がない
子どもとの時間、家族の時間が増え、それはそれで大きな恩恵を受けているけれど、自分ひとりの時間は皆無です。普段は、子どもたちを学校や保育園に送り出した後、通勤の時間やランチの時間は自分の時間を持てていました。しかし、今はそれができません。ある意味、わたしの最大のストレスは、この部分かもしれません。そう考えると、世の中の専業主婦(主夫)で子育て中の皆さんは、毎日ストレスたまりまくってるんじゃないだろうかと考えてしまいます。奥様、旦那様が専業で子育てしている方は、改めて感謝するいい機会かもしれません。
家族以外の人との会話の激減
わたしの場合、家族以外のひとと全く話をしないというのも、大きなストレスになっているかもしれません。家族以外の人との関わりに救われていた部分も大きいと感じる、今日この頃です。
そう考えると、弊社のCTOはせがわが毎日オープンしてくれているボイスチャットルームのありがたみをひしひしと感じています…。 (まだ1回しか繋いでないんですが…w)
「ちゃんとやらなくちゃ」
わたしが在宅勤務を始めたころ、家にいる時間が増えたことで、今までより「ちゃんと家事をやらなくちゃ」「もっと子どもたちと遊ばなきゃ」「DVD見せすぎてる…」と自分自身を追い詰めることがありました。「こうしたい」「これやりたい」が増えることはいいけれど、「こんなに家にいるのに〇〇ができていない」「こんなことをしてしまった」と自分を責める時間や「こどもたちのために〇〇はやめておこう」というような我慢はストレスを更に加速させる原因になるかもしれません。
今は緊急事態です。こどもたちのちょっと食べすぎてしまうおやつも、運動できないことも、YouTubeを見せすぎちゃうことも、ある程度は許容しよう!とわたしたち親側の考えを少し変えてみることも重要なのかもしれません。
子どもがいても在宅勤務ができること
子どもがいる状態での在宅勤務でも何とかやっているという状況は、実はとってもありがたいことだなぁと日々感じています。SSTは、もともと在宅勤務OKでフレックス制を採用している会社です。しかし、今回コロナの影響により、在宅勤務かつ休校&自宅保育になったことで、これまで気づかなかったことにも気づく機会となりました。在宅勤務というだけでなく「”子どもがいる状態での”在宅勤務で困っていることはないか」と人事や上長がすぐに動いてくれています。会社や同僚の理解があって働けているという安心感をプレゼントされている気分です。本当にありがたい…。
さいごに
今回、子どもがいる状態での在宅勤務について前後編でお伝えしました。それぞれの状況がなかなか見えづらい、わからないというのが在宅勤務のデメリットの一つかもしれません。お互いの状況を共有してみたり、想像してみたりして、自分が関わるひとたちへの心遣いをいつも以上に気を付けたいなぁと改めて思いました。 (SSTでは在宅勤務についてのアンケートが行われたり、Slackで休校情報専用のチャンネルが作成されたりしています)
また、現在は長期間の外出自粛というこれまで体験したことのない状況です。子どもがいる・いないに関わらず、それぞれ生活スタイルが激減し、ストレスがたまっている可能性が高いと考えていたほうがいいでしょう。そんな状況だからこそ、お互いに思いやったり、これまでできなかった話をしたりして、この状況が収束したあと「コロナは意外といいきっかけだったね」と言い合えるような過ごし方を日々模索していきたいと思います。
「在宅勤務」をテーマにしたブログは、今後もリレー形式でお送りします。 つぎは、だれかな~?